海外赴任時の留守宅管理

多くの会社が海外進出をしている現在、海外赴任は最早珍しいことではありません。しかし、実際に海外赴任を命じられたら、単にこれから始まる新しい生活を期待して待っていれば良いというわけではなく、現実に様々な申請手続きが必要となります。大抵のことについては会社の総務部等に聞けば、海外赴任時に必要な申請手続きについていろいろと教えてくれるでしょう。ただ、自宅の処分・管理については結局、自分でアクションを取るしかありません。賃貸住宅や単身赴任等で自宅に家族がそのまま住むのであれば問題ないのですが、例えば海外赴任に家族も連れて行くので自宅が留守になってしまう場合留守中の管理はどうしたらいいでしょうか? また、住宅ローンの返済も残っているのであれば、それを補うためにも留守宅を貸し出すことができれば好都合ですよね?

そのような転勤者の留守宅を一定期間賃貸する業務をリロケーションといいます。英語のrelocation(移転、転勤、移住)から来ているのですが、欧米のリロケーションサービスとは若干意味が異なります。欧米では転勤時に家を売却する場合が多いのですが、日本は海外赴任が終わったらマイホームに帰りたいという考えが一般的ですので留守宅の管理・賃貸というニーズが生まれました。2000年(平成12年)に定期借家権が施行されて法的に一定期間家を貸し出すことが可能になり、リロケーションサービスを始める不動産賃貸会社が増えました。ここではリロケーションサービスの利用の仕方と注意すべき点について解説いたします。